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「なるほど君達だったのか、圧倒的実力を持った新入生というのは」
俺たちは助けてくれた方、エリス・アクアシード先輩に学園を案内してもらっていた。
この人生徒会長もしているらしい。
この学校の施設や先生の特徴など色々教えてくれながら、校長室に向かっている。
とりあえず、俺たちを案内するはずだったライト先生とやらはぶちのめす。
「学園は君達の話題で持ちきりだぞ
1000人以上も相手取って一方的に戦い、勇者、そして悪魔化した馬鹿者にすら勝利
しかも、領主として画期的な政策や巧みな商談から他の貴族からも注目されている
私は君達に会えて光栄だよ」
「まあ、悪目立ちしているのは自覚しています」
純粋な好意で褒めてくれた事は分かっていたが、思わず苦笑で返す
実際そうなのだ
国として認められていないアダムス自治州からきた二人が他の追随を許さぬ強さを見せ、しかも領主となり思いつきもしない統治をしだす
大体の奴は面白くないと思うだろう
初めは領地の民や、他の貴族からも嫌がらせや舐めた事や商談を持ちかけてきた。
まあ、民はスノウの作った領地法や税金の低下で納得させ、貴族や組合などは俺がカウンターをかけ、こちらに有利な商談を手に入れた。
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