プロローグ

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「やっと痛みが引いた…。」 「だったら早く準備してください、遅刻しちゃいます。」 誰のせいで時間食ってると思ってんだコノヤロウ。 そう言いつつ準備をしてしまう。 正直、逆らったらめんどくさいからな。 「ハンカチ持ちました?ティッシュ持ちました?筆箱は?それに…。」 「俺は小学生か!!てか、お前は俺の母親か!」 「母親じゃなくて未来のお嫁さんです!」 って感じのやりとりが俺の朝の日課だ。 俺の両親は海外にいることが多いから基本俺は一人暮らしだ。 で、詩織が俺を起こしに来るってわけだよ。 正直言って泣きたくなるよ…。
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