第3話 アイドルの秘密 5

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履歴をさぐり、耳に当てる。 「……今から、行ってもいいか?」 了承の返事を聞き、通話をすぐに切った。 昼過ぎに起きてから、ずっとジャージ姿の竹山は立ち上がり、着替えを取りにクローゼットに向かう。 「いてっ」という言葉のあと、ばさばさと崩れる音。 床に積んであった山に気付かず、ぶつかってしまった。 「……片付けて帰れよ」
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