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ん~、転入生が来るのかぁ。
仲良く出来るかなぁ?
「誰と仲良くするんだ?」
……へ?
「兄ちゃん!?」
「ああ。で、誰と仲良くするんだ?」
急に声を掛けられて吃驚しながら後ろを振り向くと、そこには兄の来栖 諒介〈クルス リョウスケ〉が立っていた。
兄ちゃんは弟の俺から見てもすごくかっこいいと思う。それに背が高い。190近くあるんだもん。
兄ちゃんを見てると首が痛くなってくるんだよね~。
俺…163cm…だからさぁ(´・ω・`)
まあ今は身長のことは置いといて。←
「転入生のことだよぉ! 明後日来るんだって~」
「は?そんな話聞いてないぞ?」
「俺もさっき父さんに言われたところなの~。それよりもなんで兄ちゃんはここにいるのぉ?」
転入生と聞いて悩みだした兄ちゃんに聞いてみる。
「俺は風紀の報告書を理事長室に届けるところ」
俺の頭を撫でながら言う兄ちゃん。
「そういや兄ちゃんって風紀委員長なんだっけぇ?」
兄ちゃんって皆から鬼の風紀って言われてたんだった。
こんなに優しいのになんで鬼なんて言われてるんだろう?(諒介が優しいのは蓮だけ←)
「そうだよ。それじゃ俺行ってくるからお前も気をつけていけよ」
「うん!!兄ちゃん風紀の仕事頑張ってね♪」
兄ちゃんに手を振って今度こそ生徒会室に向かった。
転入生と仲良くなれるように頑張ろ♪
取り敢えず咲ちゃんに教えとこ~。
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