転入生が来ちゃいましたぁ☆

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歩き始めて約15分! 漸く理事長室に着いたぁ~!! この学園無駄に広いから移動に疲れちゃうんだよね~。 よし!! いざ理事長室へ~(笑) ―コンコン 「失礼しま~す! 生徒会会計の来栖で~す。転入生を連れてきました~」 「入っていいよ」 ―ガチャ 「理事長~、転入生って2人なの~? 俺聞いてなかったからびっくりしちゃったぁ」 「すまん、伝え忘れてたんだ」 父さんめ…しっかり仕事してよね~。 「さ、さあ、3人ともそこのソファに座ってくれ」 軽く父さんを睨むと、焦ったようにソファに腰掛けるように言った。 まったく、そんなんで誤魔化されないんだからね~? あとで説教しとかなきゃなぁ。 「(……!?ゾク 今もの凄く寒気がしたような…) とりあえずこの学園の説明をするから聞いてくれ。まずこの学園は男子校だからある程度は予想できるだろう。 気をつけるように。 あと基本的にここはカードが全てだ。 財布がわりにもなるし、部屋の鍵にもなっている。 これは絶対に無くさないようにしてくれ。クラスはS,A,B,C,D,Eの6クラスだ。 君達はSクラスに行ってもらう。 簡単に説明したが、理解できたか?」 「…あぁ」 「おう!! それよりおじさん!!早く教室に行かせてくれよ!!」 …なんで弥生くんに父さんのことおじさんなんて言われなきゃいけないのさ。 いくら親戚でも嫌だなぁ。 「……」ムスッ 「(あぁ、蓮が拗ねてる…かわいい///) 藤宮くん、私のことは理事長と呼んでくれ。いくら親戚でもそう言われると他の生徒に示しがつかないからね」 「なんでだよ!! 別になんて呼ぼうがいいじゃねーか!!!」 「いいからやめなさい」ニコッ ビクッ! …父さん、目が笑ってないよ。 「っ!…わかった…! 」 「分かればいいんだよ」 父さんって相変わらず怖いなぁ。 怒っても笑ってるから尚更怖く感じる。 …目は笑ってないんだけどね~。 取り敢えず次は職員室に連れていけばいいかな~。 うん、そうと決まればさっさと行こっと~。 「理事長~、次は職員室に連れていくからまたね~(´∀`*)ノシ」 「(かわいいなぁ…//)あぁ、頼んだぞ」 俺は健吾くんと弥生くんを連れて今度は職員室へと向かった。
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