転入生が来ちゃいましたぁ☆

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快人side 機嫌良く職員室を出て行った蓮。 …本当にかわいすぎると思う。 あんなかわいい笑顔で歩いていたら襲われちまうだろぉが。 あいつは無自覚な上に鈍感だから、絶対にそんな目で見られてることに気づいてないしな。 だから俺はあいつから目が離せない。 …いや、あいつが好き…だから目が離せねーんだ。 でも今はそれよりも… 「おいお前!! 名前なんて言うんだよ!! あと俺のことは弥生って呼べよな!!」 …このマリモだ。 「うるせぇ。俺はお前より年上だ。目上の人には敬語を使え」 「なんでそんなことを言うんだよ!! 俺たち友達だろ!? それに名前教えろって!!!」 「…チッ。俺はお前と友達になった覚えはねぇ。名前も教えたくねぇよ。あと、蓮には絶対手を出すんじゃねぇぞ。あいつはお前が関わっていい奴じゃねぇんだ」 「な!? 蓮は俺の恋人だぞ!!? だから俺と蓮はずっと一緒にいるんだ!!!」 でけぇ声で訳のわからないことを言うクソマリモ。 蓮がてめぇの恋人のわけねぇだろーが。 「ふざけたこと言ってんじゃねぇよクソが。寝言は寝て言えクソ餓鬼」 俺は言いたいことを言うと席を立って教室へと向かった。 本当はこのクソマリモを案内しなきゃいけないんだろうが…。 「おい待てよ!! 俺に謝れよ!!! 謝ったら俺は優しいから友達になってやるよ!!!」 勝手について来るから関係ねーだろ。 にしても理事長もめんどくせぇ奴の転入を許しやがって…。 これからやっかいなことが沢山起こるんだろうな…。
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