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数日後、風紀から言い渡された処罰は、
『藤宮弥生を来栖蓮に対する行き過ぎた嫌がらせ行為により、櫂陽学園の兄弟校 "廠陽学園"〈ｼｮｳﾖｳｶﾞｸｴﾝ〉への転校を命ずる
以上 風紀委員長』
…………っ!?
「転校ぉ!?」
いきなり過ぎない～!?
「ま、当然だな」
「ですね。あの人が蓮にキスしといた奴をただで済ますわけありません」
「風紀いいんちょーはー」
「ブラコンだもんねー」
「いんちょ…こわ…」
…みんなは嬉しそうだなぁ。
はるちゃんは目に見えて喜んでたし。
咲ちゃんは王道がぁ…、なんて言いながら落ち込んでたけど。
クラスメイトはあれ以降(弥生くんボコボコ事件←)から俺にすごく優しくなった…気がする。
よくお菓子とかくれるんだよね～。
しかも俺が好きなやつばかり!!
でも笑ってお礼を言うと顔を赤くしてそっぽ向かれるからちょっとショック…(´・ω・｀)
――所変わって理事長室では
「あのクソガキやっぱり蓮に手を出しやがって！」
「シゲ、落ち着けよ」
「落ち着けるかバカ!! 俺の大事な蓮が!!」
「誰がバカだよ。昨日の諒介も俺に生意気なこと言いやがって…。 お前らと一緒にいてよく蓮はあんないい子に育ったよな…」
「俺の息子だから当たり前だろ！(｀･ω･´)」ﾄﾞﾔ
「ドヤ顔してんじゃねーよムカつくな」ﾎﾞｺｯ
「いってぇ！殴んじゃねぇよマサ!!」
「あのクソガキは散々痛めつけたんだからあとは廠陽の奴らに任せればいいだろ」
「…あぁ、あそこは気に入らない奴にはとことん厳しいからな。クソガキもあそこに行けば少しは大人しくなんだろ」
「だな。取り敢えず蓮が楽しめる学園に戻ったな」
「蓮が楽しくなかったら意味ないからな～。蓮の邪魔をするやつは俺らが許さねえよな」
「決まってんだろ」
「まあ、不意打ちとはいえキスされた蓮にはお仕置きしなきゃな」
「おう、楽しみだ」
蓮に激甘な大人達がティータイムを楽しんでいた。
……ﾌﾞﾙｯ
あ、あれ？
なんか今嫌な予感がしたような…？
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