名も無き少女

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「ハァハァ・・・」 タッタッタッタッタッタッ 「待ちやがれっ」 「逃すなぁっ」 僕は、何故追いかけられているんだ? 何も悪い事はしてないし・・・ それに・・・僕って・・・誰なの? 「捕まえたっ」 何時の間にか腕を掴まれていた。 「ーーっ」 「ん?良く見りぁかなりの上玉じゃねぇか・・・」 一人の男が僕の身体に触れた。 「ヒッ・・・・」 僕の悲鳴を聞くと男達はニヤニヤと笑い、僕の身体に触れる。 「やっ・・・やだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 ザシュッ・・・ 「ぐぁぁぁっ」 バタリッ・・・ 「えっ・・・?」 僕の身体が触っていた男達が倒れていく。 「おっお前はっ」 「君達最低だね~☆」 ニコニコ笑いながら男達を殺めていく美男子。 何故か恐怖が身体中に広がっていく。 そのせいか、フラフラする・・・。 「大丈夫ですかっ!」 美男子が近寄ってくる・・・。 僕は美男子の差し出された手を掴もうとしたが、その前に意識がプツンと切れた。
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