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ピチチ・・・ 「ん・・・」 「む・・・起きたか・・・」 「・・・はぃ、起きました」 吃驚した・・・起きたら美男子が居るんだもん・・・ 「大丈夫か?」 「え?」 美男子の問いに僕は吃驚する。 「いや・・・倒れたと聞いたのでな」 あぁ、あの時僕は倒れたんだ・・・ 「大丈夫です」 「そうか・・・」 スーッ・・・・ 襖が誰かの手によって開かれた。 「起きたか」 怖そうな人が入って来た。 「おい、お前」 ビクッ・・・ 「・・・副長少し待ってもらいませんか?」 「・・・・わぁったよ其奴が落ち着いたら呼べ」 そう言って、男の人は出て行った。 「大丈夫か?」 ポンポン・・・ 「あっ・・ぅ・・大丈夫・・・です」 僕の返事に美男子は優しく微笑んで・・・ 「無理するな・・・起きたばかりで混乱しているのだろう、落ち着け」 美男子の言葉に僕は、少しだけ気が楽になった。
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