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僕が落ち着いたのが分かったのか、美男子が撫でるのを止めた。
「あっ・・・」
もっと撫でて欲しいという気持ちに勝てなかったのか、僕は声を出してしまった。
それに美男子は最初は吃驚していたが僕の気持ちを察したのか、微笑んでまた僕の頭を撫で始めた。
「・・・・・副長入って下さい」
そう美男子が言った瞬間、襖が開く。
「はぁ・・・もう一回聞くぞ、お前は何者だ?」
僕は、男の人の質問に答えるため口を開く。
「分からない」
長い沈黙が続く・・・。
「テメェ・・・ふざけてんじゃねぇっ!」
僕は、男の人が怒鳴ったので身を強張らせた。
それに気づいたのか、美男子が前に出て
「副長、怒鳴らないで下さい」
「だっだがな、こいつが自分の正体が分からねぇって・・・」
「僕は・・・何者なのでしょうか?」
「・・・・一旦こいつは保留だ近藤さんに話してくる、目を離すな」
「御意」
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