#04 あついあつい1日

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するとアキは「悪い悪い。」と軽く答えて頭を撫でてくる。 そんな仕草に俺はそれ以上抗議を言えなくなってしまい、口を尖らせて再びアキに背を向けて布団に潜った。 「じゃあ、今度こそ寝るか。電気消すぞ?」 「…ア、アキっ……!!」 電気を消そうとするアキに切羽詰まった声を掛けてしまう。 そんな俺に気付いたアキは優しく笑い、ゆっくり俺の頭を撫でた。 「大丈夫。真っ暗にはしない。」 「……うん、ありがと…。」 そう言うとアキは電気を静かに消し、再び俺を抱き締めながら布団に潜った。 少し暗くなった部屋。 背中から感じるアキの温かな体温。 そして俺が寝付けるように優しく頭を撫でてくれるアキの手。 それらを全て感じながら、俺はゆっくり目蓋を閉じ、そのまま意識を深い眠りに落としていった。 今日は穏やかな夢が見れそうだと、心の隅で感じながら。 .
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