第一章~来訪、刀を持つ少年~
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8. 「あぁ。ちゃんと入れたよ。今捜索中だ」 黒い衣を羽織っている少年(顔は衣の後ろにあるフードで隠れている)は、携帯を耳にあてながら、能力者がいる街を歩いていた。 「分かってるって局長。見つけ次第すぐに連絡する」 十代前半の少年はそう言い、携帯の通話機能を切る。 「ほんじゃま、バチバチッと捜しますかねぇ」 ニヤリと口を歪め、少年は悠々と歩々を進める。
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