真実は一つじゃない

3/7

58人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
私たちは人生で良く誤解を受ける。 時には誤解を解こうと努力した結果、逆に不誠実と見られる事がある。   それはとても悔しい。 気持ちは分かる。 でも仕方ない。   相手と真実が違うんだ。   女性なら学生時代に 「あなた○子の悪口言ったでしょ」 という台詞を聞いた事はないだろうか。   誰だって、約束した・しない、言った・言わないで 揉めたり心外に思った事があるだろう。 それも相手と受け取り方が違ったからだ。   B子が友達にこう言いました。 「A子って明るくてお喋りよね。けっこう人の秘密とか話しそうw  B型だしねwでも楽しいから良いよね、A子。」   この台詞を聞いた人が、 「B子はA子の事が好きだ」 ととるか 「B子はA子を信用してない」 ととるか 「B子はA子が秘密をしゃべると悪口を言った」 ととるか 「A子がいない所で悪口をいうなんてB子最低!」 ととるかは、相手次第。   その相手の認知が、相手の真実になるのだ。   よく「悪口を言う人」と呼ばれる人がいる。 当人は気付いていないのだ。 自分が冗談や軽口のつもりで言った言葉を、 他の人が「悪口」と認知している事を。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

58人が本棚に入れています
本棚に追加