第13章 禁断の真実

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ようやく分かった。 サチがあんなにも 僕を求めていた理由が――。 「先生、僕前に言ったよね?理詰めで人を好きになる時は、他に何か目的がある時だけだって」 僕の好きなところを100も書きだした 手紙をつまみ上げ。 由良は呆れたような溜息をついてみせる。 「いや、それでもさ、あんたの事が本当に好きになった瞬間もきっとあったよ」 小馬鹿にしたように笑って。
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