48人が本棚に入れています
本棚に追加
僕に夢中だったわけじゃない。
「とんだお笑い草だな」
僕に夢中にならなきゃ
いけない理由があっただけで――。
「僕があいつを死ぬまで言いなりにしたって?復讐なんてお角違いもいいとこじゃないか!」
10年もの間僕は――。
ずっと自分のせいで
サチは死んだと思ってた。
いくら否定しても
それは少なからず
僕の人生に暗い影を落とし続けていた。
それが
ただの自惚れだったなんて――。
最初のコメントを投稿しよう!