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「ねーねー、正直に言っちゃいなって!」
どうもこんにちは、ラウ・アルハントです。
今オレは、目の前にいる茶髪の幼さが残る可愛げな少女ルーナに鬼畜な攻めをされている。もちろん性的な攻めじゃないからな。
「う、うるさいな」
「いやラウ、男らしく当たって砕けろ」
「アルクまで何言ってんだよ!しかも砕ける前提かよ!」
全くこいつらは。
ちなみにこの話題は、オレがレイナの事を好き疑惑がルーナとアルクの中に生まれて始まった。
オレもアルクみたいに銀髪でクールなイケメンになりたいもんだ。そしたら自信満々に告白でも何でもしてやるのに。
「何の話してるの?」
「あ、レイナ!」
やばい!?この状況にレイナが来てしまった!いや、レイナとお喋り出来るのは嬉しい事なんだけど今回ばかりは逃げ出したい。
「おーい、お前ら席につけ。ホームルーム始めるぞ~」
そんな時、今日も気怠そうな顔をして我らの担任のグラン先生が教室に現れる。
ナイスタイミングだグラン先生。
これによりルーナとアルクは少し悔しそうな顔で、レイナは疑問符でも浮かび出しそうな顔で席へと戻って行く。
「さて、お前らはもう知っての通りクラスメイトのケルー・ビリアン……ギルド最強の風雷の操者は王都に国王やお偉い様に会いに行ってる」
そう、1ヶ月前の帝国による襲撃からこの学園を守ったのは学園長とオレの友人のケルー。
まさかケルーが風雷の操者だったとは本当に驚いた。
そして襲撃を行ったのは同じくクラスメイトのルイ・ シャーロ。彼は帝国八神将の1人である清風の錬者だったらしい。
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