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だが所詮、付け焼刃の人間関係。良い人も居れば悪い人もいる。そこでの打ち明け話が広まり、裏切られたと酷く泣くことも多かった。どうやら彼女は直ぐ人を信用し、そしてし過ぎる。気持ちをもて余していた。そんな彼女を普通の男で受け止められるはずもない。まして女の友達まで敵にしそうだった。どこまでも幼い。
可哀想だが「言った君にも隙がある。自分が悪いのだよ。」と、諭すように慰めた。
彼女自身が変っているとは言わず「変った人も多い。信用し過ぎてはいけない」と忠告した。そして、「危ないから男と会うのはもう止せ。俺が引き受けてやるから、終わりにしろ。」と言った。
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