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そんな頃、更に彼女は別の男とも会っていたと知る。その男にはピンとくる物があった。
女好きで外見や肩書が良く派手に遊んでいる。仕事はまたもコンサルタント。昔の俺の様な男だったから、彼女の好みだと判る。それにあいつのことなら、どうせ彼女のことも誘っているだろう。何も無いとは思えない。だから「いい男だね。彼にも誘われたんじゃないのか?好きなったんじゃないか?」とカマをかけてみた。彼女の否定する言葉の端から会ったことがあると直感した。追求すると「一度だけある」と答えた。「だけど、それは貴方とこうして親しくなる前のことです」だから大したことではないと言いたかったのかもしれない。
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