第1章 プロローグ

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「雪村さん。」 「奏で良いわよぉ~!奏でっ。 で?代われって?」 「うん。」 「はーい!代わりましたぁー! うん。解ったぁー。 じゃあ、おやすみぃー。」 そういうと携帯を切り、弥生の肩にもたれかかる。 「ひゃっ!」 「うー。ウひひっ。 弥生ちゃん。肌すべすべー。」 「もう…奏さん。 酔い過ぎです。 スケベ親父みたいだよ?」 「女の子同士だから良いじゃないぃー。 弥生ちゃーん。」 「はぁー。今日はもう寝ましょう? 私のベッド使ってください。 私は、下で寝ますから…」 「えーっ!?やーだぁー。 一緒に寝るぅー!」 「えっ!?でも…」 「良いからぁー! じゃないとぉー。 私が来た意味ないじゃなーい。」 「うーん。解りました。 一緒に寝ましょ?」 「わーい! 弥生ちゃんと一緒っ!」 「ちょっとやめっ!? ……酒臭い………。」 弥生は奏をベッドに寝かすと自分も同じベッドへ入る。 「おやすみなさ……!?」 「やよい……ちゃーん!!」 「ムギュッ……。お胸が……。くっ苦し……」 「おやす……クゥー……」 奏は、弥生をぎゅっと抱きしめるとそのまま寝てしまった。 「ムギュ…プハァ……。 はぁー。苦しかったぁ。 奏さん…着痩せするタイプなんだね………。 そして…酒くさ……」 自分の胸と比べ、深くため息を着くと酒気にやられ、そのまま眠りこんでしまった。
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