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実は対戦相手の二松学舎を応援していた汐野、胸をつかれました。
日本語って、こんなに美しかったっけ?とも思いました。
旋律も言葉と噛み合って実に美しいです。(三番まであります。動画もぜひ検索してください)
何がスゴいって、「何をしろ」とも「どんな人になれ」とも一切歌ってないんです。しかもたったこれだけの詞で、「十代ってこうだよね」「未来があるって素晴らしい」と思わせてくれる。
「青春が美しい」というのは年のいった大人の幻想かもしれませんが、それでもこの卒業生達はこの校歌を歌うたびに、共に夢を追った仲間達の輝きや校舎に通った四季折々の風景を思い出すでしょう。
生徒の自主性や自己肯定感を大切にするような校風なのかな…と勝手にイメージ。
なお、校歌のお陰かどうかはわかりませんが野球部からも東大生を輩出している文武両道の学校だとか。(旧制中学からの進学校というのはたいていお約束で「文武両道」を掲げているものですが、多くの場合受験派と部活派とに別れてしまうようで…モガモガ)
夏こそぜひ、「坊っちゃん旋風」を。
追記)校歌の作曲は現代の日本音楽の父、近衛秀麿氏、作詞者は洲之内徹氏です(芥川賞候補に三回残るも受賞ならず、後年、美術評論の分野で有名となる)
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