【春のセンバツ・面白校歌♪甲子園】 2015.3.30

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後攻は岩手県代表・盛岡第一高校。こちらは宮澤賢治、石川啄木(中退)らを輩出。 校歌の作詞作曲というのは同県出身者やOBなどのプロに委嘱したり、中には創立者や教師が作った、というものもあるようですが、作詞が旧制中学時代の在学生、という珍しい校歌です。以下一番のみ転載。 世に謳は(わ)れし 浩然(こうぜん)の 大気をここにあつめたる 秀麗高き 巖手山(いわてやま) 清流長き北上や 山河自然の化を享(う)けて 穢れは知らぬ 白堊城(はくあじょう) 実はこの校歌、メロディが「軍艦マーチ(軍艦行進曲)」。昭和のパチンコ屋の定番BGMですがさすがにもう流してる店もないような。 (戦後、GHQとも一悶着あったようです。よく残ったな) 軍艦マーチ校歌だけでも破壊力抜群なのに、一高の応援団は「バンカラ」甲子園なんてのがあったら間違いなく決勝シードレベル。 2000年代始めまで明治から代々伝わる伝統の「弊衣破帽」(色が抜け洗うたびに補修が必要、という見た目も“古着”“ヴィンテージ”というレベルを遥かに超えた)学ランを着用する団員の動画が残ってます。最近の動画を見ると、「破帽」と下駄は健在、袴に手ぬぐい?に長髪姿。「高潔にして不潔」から少し垢抜けた?印象。「バンカラ女子?」の姿もちらほら(ちなみに共学)。 正式名称は応援委員。選挙制だそうで見た目より民主的な印象ですが、新入生が受験勉強より必死になって十曲以上の応援歌を覚えるという「応援練習」の怖さは健在のようです。 十曲超て…多いですよね(汗)。
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