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そして、同じ学部のコは臣くんに質問を続ける。
「どんなタイプのコが好み?」
「別に」
「じゃあ、逆にニガテなタイプは?」
「別に」
「えーっと……あ、ほら、もう少しで卒業でしょ?就職何処に決まったぁ?」
「なんで、アンタにそんなこと言う必要があるの?」
「えっ……」
瞬時に、辺りはシーンと静まり返ってしまう。
理沙子は臣くんの当時の態度にはドン引きしたって言ってたけど、私はそんなのお構いナシでその素敵なヴォイスに聞き惚れていた。
ちなみに周りの男子は酒豪なワタシにドン引きだったみたいだけど、そんな事は気にならない。
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