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「潜入……?」
「うん。センニュー」
「まァ、今更深くはつっこまないけどさ……それにしても写真、飾りすぎじゃない?」
どうなのよコレ、という理沙子の言葉に、
「ぜんっぜん。本当はね、数ある写真の中から吟味したお気に入りショットが、まだまだ飾ってあったんだけど、臣くんにどっかにしまわれちゃって……」
だいぶ、数が減っちゃったのよ、と説明する。
「なんで、こんなに飾っちゃうの??」
「私と臣くんの二人の愛の軌跡だから」
「二人の……って、基本、臣くんしか写ってないよ?しかも、お気に入りとかいう結納の写真なんかさぁ、この着物着た人ってあんたでしょ?すっごい見切れて……」
と、そこまで理沙子が言うと、
「そうなのっ!!」
思わず叫び声を上げてしまう私。
「その写真はね、私と一緒になかなか写真を撮ってくれない中での貴重な貴重なツーショット写真なのよっ!!結納の時は、家族写真は嫌々写ってくれたんだけど、ツーショットになると何故か断固拒否されてね~でも!奇跡的にお母さんがシャッターをきってくれてて―…」
この奇跡の一枚が撮れたの!!
そんな私の素敵な力説に、理沙子の顔は完全に呆れてる。
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