頑張れ 藤木

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藤木スペシャルなお好み焼きにはたっぷりのチーズがインされていて、焦げたチーズがカリカリとして香ばしい。 これでもかってくらいにタレとマヨネーズをかけるのがどうやら藤木流のようだ。 かつお節もたっぷりだ。 お皿の上にデーンと載せられたのを二人でチビチビと箸でつつきながら、藤木がまた次のお好み焼きをホットプレートで焼きだしている。 「まいう~。」 お約束のように言ってやれば藤木も一口食べて、 「まいう~。」 と笑う。 こんなにも楽しくて穏やかな時間が持てて幸せだべ。 「酔っ払ってるでしょ。」 笑いながら聞かれたから、 「まだコージーに襲い掛かる元気は残ってるから大丈夫。あっ、ブラしてよ、ブラ。脱がせてみたい。」 と言ってみた。 ブラを脱がす経験ってあんまりできないべ? 「・・・いや、今日はダメ。」 モジモジしながら今日はダメって何だべ。 「ちょっと待った、一つ屋根の下で好き合ったモノ同士が一晩を過ごすんだったら取りあえずヤッておくって。遠慮すんな遠慮すんな。」 アルコールで気が大きくなってるから、普段だったら言わないようなことも平気で言えるべ。 なおもモジモジする藤木を見ながら思った。 照れるところか? それでも男か?
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