紅葉狩りはどこへ???

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数年ぶりの倦怠感を感じてぐっすりと眠りこけてしまった。 目が覚めて、ガっと起き上がったときには布団に私一人。 まだぼうっとする頭を振って、取りあえず下着とジャージを拾って着た。 下半身に残る違和感。 久しぶりのこの感覚。 藤木は、思ったよりもずっと紳士で意地悪で上手かった。 しかもデカい。 今度、もう一回、藤木のロケットランチャーを拝んでおこう。 偶像崇拝ってやつだべ。 どこからどう見ても、お天道様が高く昇っていらっしゃる。 紅葉狩りはどうしたべ? いや、紅葉狩りよりもいいもの体験したからいいか。 うん。 それにしても・・・絶倫だべ。 変態だな。 さすがブラ男だ。 お腹も空いたし、階下で物音がするから藤木が活動中に違いない。 階段を降りて、台所を覗くとお料理中のようですね。 「エリー、体、しんどくない?」 「しんどいに決まってる、この変態絶倫男!!」 「あっははは。ごめんごめん、久しぶり過ぎて張り切っちゃった。」 爽やかにエロいぞ。 ジロっと見てやったけれども、どこ吹く風の様子。 「エリーが可愛いからいけないんだよ。歯止めが効かなかった。」 ウホッ。 うっとりした顔で恥ずかしいことを言うんじゃない。 返す言葉が思い浮かばない。 「コタツでもう一寝入りしてくるでごわす。」 「後から襲って起こしてあげるでごわす。あははっ。」 だ、だ、大丈夫か!? 藤木と付き合い続けていたら、体がいつか壊れるべ? ささささっと居間に撤収してコタツにインしてゆっくりしたのは言うまでもない。
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