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「新藤さん以外は彼氏、いないの?」
藤木に聞かれて、即答。
「私達、ワキガールズなのでっ。」
しまった、テレビドラマの『私、失敗しないので。』を使ったつもりだったけれども、それが大失敗か!?
「えっ?臭ってないよ。」
山根、良いやつだ。
身長は低そうだけど、良いやつだ。
好感度高い。
「臭わないに決まってるじゃないですか。ほら、これ、見て下さいよ。ちゃんと対策はしてますから。」
バッグからトイレの消臭剤を取りだしたら男性陣が大爆笑。
今日は、気分がいいからいろいろ見せてあげよう。
「ベス、それは内緒のはずだったろ。」
イッシーの声が聞こえたけれども、スルー。
「この辺りは誰でも使ってますよね。デオドラントシートとか。制汗剤もろもろ。気分によっても使い分けできますよ。クリームタイプにロールオンタイプにスプレータイプ。使っても臭いますけどねっ。」
バッグの中から道具をずらり。
「ベス、それはやめておけ、絶対に出すな!!!」
耳元でイッシーの声がしたけれども、ちょいと酔っ払った私の耳には
「Let's ら Go!!!!!」
に聞こえた。
「こうやって、ワキ汗を拭いたタオルを密閉しておけば、臭いも漏れずにくっせータオルも持ち運べて超便利☆」
ジップロック in ワキ汗タオル を見せたら、また爆笑。
やっぱり、飲み会はこうでねーと。
笑わせるって、オリンピックで金メダルを取るのと同じくらいにきっと
チョー気持ちいぃー!!!
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