リベンジ紅葉狩りイブ

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「ケーキの方が良かった?」 「いやいや、ケーキの日には、ぜひコージーの服を剥いで生クリームをコージーの可愛らしいバストトップに塗りつけて食べさせていただきたいから、今日はたこ焼きで十分だよ。」 言ってる途中から、恥ずかしそうな顔を覗かせた藤木。 もっと苛めてあげたくなる。 「あっ、生クリームで襲われたくなったら、特別な日でなくともケーキを買ってきてくれたらピンとくるからねっ。」 ニヤリ。 むぅっとした顔が可愛くて、噴き出した。 「たこ焼きが冷めちゃうから食べなよ。」 もぐもぐと食べつつ、藤木にも食べろと促した。 ノロノロと手を伸ばして、まだ、ちょっとむぅっとした顔でたこ焼きを食べる姿が可愛くて、小さく小さく、下を向いてニヤニヤしたべ。 「特別な日には、僕がエリーに生クリームをつけるかもしれないよ?」 悔し紛れな感じの言葉に笑った。 「二人で生クリームまみれでくんずほぐれつってさ、あはははは。布団、汚くなりそうだよ?」 「そこは、やめてって言うところでしょ、ノリノリにならないっ!」 お説教モードですか。 怒られたいよ。 もっと、かまってよ。 イタズラをして、わざと怒られるように仕向ける子供の気持ちを大人になってから体験中だべ。 食べ終わった、たこ焼きのパックを藤木がビニル袋に入れている。 きっとそのままゴミ箱行きだな。 木製のテレビボードの上にある液晶テレビ。 殺風景な部屋の中、その存在だけを感じるべ。 「テレビ以外の娯楽は?」 「ん?あぁ。上にノートパソコンが置いてあるよ。物置部屋にしてあるとこの一角に漫画とかもあるし・・・ってこの前、見たよね?」 思い出せない。 思い出せるのは、藤木の衣装ケースの中に可愛らしい下着が入っていたことだけだべ。 「う~ん・・・下着に気を取られてて覚えがない。」 「ふっ、どんだけおバカさんなのさ。」 ふわりと笑った顔。 だって、物置部屋はプライベート感に溢れていたから、藤木がいるときに一緒にチラッと入っただけで見てないし。
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