リベンジ紅葉狩りイブ

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お腹がいっぱいで力が出ない。 そして、藤木がブラをしていなかったら興奮していた気持ちも萎えた。 もうダメだ。 このまま眠ってしまえそうだと目を瞑る。 目を瞑ったら、部屋の明かりがなんとなく自分の瞼の中に浮かんでる。 そして、その明かりが暗くなったら、何かが起きたと分かるわけだ。 そう、例えば、私と電気までの間に障害物が出現したってね。 その暗がりがどんどん暗くなった場合、障害物が近付いてきてるってことだって分かるわけだ。 目を開けたら、藤木が笑ってる。 「こんなところで寝たら風邪をひくよ。寝るなら2階の布団の中でにしなよ。」 藤木の顔を見つめていたら、藤木が顔に疑問符でも付けてそうな感じで小首を傾げた。 あぁ、なんか可愛い。 やっぱり、襲いたくなってきたべ。 藤木の首に両手をかけて私の方に抱き寄せる・・・ように見せかけての上下逆転攻撃。 「わわわわわっ。」 エリー様の攻撃によって、私の下になった藤木にほくそ笑む。 「ちょっと、待った待った、だから何でエリーはすぐにそういうことをしようとるの!!!」 まさに、藤木のスウェットの中に右手を差し入れ、左手は藤木のスウェットのウェストゴムに手をかけた状態。 そして、藤木の両手が私の両手に待ったをかけてくる。 「好きだからだよ。それと、減るもんじゃないし、いーじゃん。」 問答無用とばかりに手を先にすすめようとしたら、藤木の手に力がいれられ力比べ状態。 いくら藤木がブラ男で可愛いからと言ってもそこは男。 基礎体力選手権をしたら私が負ける。 このままでは、藤木の力に負けてゲームセットだべ。 閃いた。 ぴかっと頭の中で閃いたのと同時に藤木の攻撃力を無力化する攻撃を繰り出す。
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