リベンジ紅葉狩りイブ

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新藤さん直伝の秘儀・白目ゴリラ!!! 「ぶはっ。」 吹きだした藤木の飛沫が私の顔にかかったけれども、むしろご馳走様状態だべっ。 藤木が笑って手の力が緩んだ瞬間に藤木のスウェットの中に手を推し進めた。 ドキドキするとかじゃなく、無我夢中だべ。 きっと、今、私は、初めて女の子を襲うことに成功した初心な男の子と同じ気持ちだ。 ドキドキよりも好奇心。 そして本能の赴くままに撫でまわして、顔を胸元に寄せる・・・ 「ふがっ。」 顔を藤木の肌蹴た胸元に寄せようと思ったら、平手で顔をグイっと押されて、攻撃を無力化されたべ。 「いいじゃんっ、減るもんじゃないしっ。」 藤木の手が私の顔を防御するけど、顔に力をいれて無理やり攻め入ろうとする私。 攻防は続く。 「もうっ、ダメだってば。ほら、後片付けもしてないし。」 「ぐぐぐっ。ちょっとくらい、いいじゃん。」 グイグイ押される顔をこっちも力付くで押し返して迫る。 「わわわわーーーー。」 いきなり、藤木の手から力が抜けて私の押す力であっという間に藤木の上に乗ってしまった。 そして、藤木の両手が私の背中を包んで拘束してきた。 げげっ。 違うのに。 こんな展開を望んでたわけじゃないのに。 もっと、私が藤木を襲ってあんあん言わせるような展開を望んでいたはずなのに。 「捕まえた。ふふっ。イタズラするエリーは離してあげないよ?」 藤木らしい、ほわっとした声で、すべてを丸く包まれた気がする。 あぁ、あんなにアグレッシブでオフェンシブに攻めていたはずなのに。 藤木の上で藤木の胸元に耳を寄せて、伝わってくる胸の鼓動。 なんかいいべ。 このまま眠ってしまってもいい気がしてくる。 プチン。 「って、何してんだよーーーーー!!!」 「えっ?イタズラ。そこ退いてくれないともっとするよ?それとも後片付けできるように退いてくれる?」 ブラ男に外されたブラ。 しかも、クスクス笑いつつの余裕のあの発言。 負けたべ。 あっさり白旗を揚げて降参して藤木の上から退いた。 クスクス笑いながら後片付けを開始した藤木に隠れてブラを直した。 藤木め。 ブラ男は他人のブラを外すのも好きに違いないべっ。
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