3465人が本棚に入れています
本棚に追加
/539ページ
私の勢いに気圧されたように、藤木が立ち上がった。
電気が点いてるから、表情も丸見えでますます私の興奮が高まっていく。
まさか、殿方を襲って自分が興奮するタイプだったとは、二十代後半になって初めて知る喜び。
藤木の彼女になれて良かった。
私よりも背の高い藤木だけれども、私がネズミ色のスウェットに手をかけて上着を全部脱がそうとしたら協力的に動いてくれてセクシーベビードールのお目見え。
残念ながらブラホックを外すことはできないが・・・これはこれでいいっ!!!
脱がした藤木のスウェットを布団の外にポイッと投げて、次は下半身。
高鳴る胸の鼓動を抑えることなんてできない。
プレゼントの包装紙をキレイに開けたい心理。
どうせ最後はゴミ箱に捨ててしまうくせに、プレゼントのラッピングを丁寧に開けるときと同じような気持ちで藤木のスウェットのウェストゴムに両手をかけた。
ドキドキが止まらない。
興奮して鼻血を出す人なんて見たことないけど、今の私の状況なら鼻血も出せそうだと思う。
そうっとウェストのゴムをゆっくりと引下げる。
ごくりと生唾を飲み込み、ゆっくりゆっくりと引き下げた。
「ウフォーーーーーーーーー!!!」
叫んだ私の声に被せるように
「こら、近所迷惑だし恥ずかしいから。」
途中で引き下げるのを止めてしまった私の手をズボンから外して自発的に脱いでくれた。
だ、だ、ダメだ。
セクシー過ぎて、どうすればいいのか、分からないくらだべっ。
キノコ様の部分は見えないようになってるのに、その他の部分はスケスケ。
上も下も薄いピンクのスケスケ。
ところどころに可愛らしいリボンの装飾付きっ。
もう、ダメだ。
我慢できない。
布団に倒れてその場で悶えた。
ゴロゴロと布団の上で悶えた。
これから、この藤木をどうすればいいって言うんだべっ。
脱がすのがもったいないっ。
最初のコメントを投稿しよう!