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作業中らしい音が聞こえてくるだけで、ドキドキしてボルテージが上がる。
襲うよりも襲われる方が好みだったのに。
相手が藤木だったら、私から仕掛けて、藤木が可愛く悶える姿を見て興奮できそうな気がするべっ。
ムラムラくるべっ。
あぁ、うずうずして我慢できない。
布団の中に潜った。
だって、まだ夜明け前だし、近所迷惑って言われたらダメだろうし。
もぞもぞと布団を被って準備オッケー。
「ウホホホホホホホホホホーーーーーーー!!!!」
スッキリ。
むらむらした気持ちは燻ってるけれども、ちょっとだけスッキリ。
「ブッ。そんなところでエネルギー使ってて大丈夫?僕もけっこうヤバイのに。」
布団から顔を出したところに襖が開いて藤木が登場。
常夜灯の灯りが藤木に遮られて暗くなった。
「・・・電気、点けてもいい?見たい。」
布団から顔を出した私を立ったまま見下ろす藤木。
どうせ脱がすんだから着て来なくてもいいのに、スウェット。
そう思ったんだけど、いや、スウェットを脱がすところから二人の愛の行為は始まるってか。
あぁ、むらむらくるべっ。
「電気、点けたら僕だってエリーのこと隅から隅までじっくりと目に焼き付けるよ?」
鼻歌でも歌いだしそうな雰囲気を醸し出してさらっと爽やかにおかしな発言です。
「あっ、やっぱ、いい。うん、電気は諦めるからっ。」
藤木がそのまま電気を点けようとしたから慌てて制止。
それから、どうぞどうぞと言わんばかりの勢いで布団を上げた。
「ふふっ。絵里ちゃん積極的。裸で待っててくれたんだね。」
ちっがーーーーーう。
昨日の夜、気を失わんばかりにイジメ倒されて藤木のフィニッシュと共に寝ちゃったからだっ!!!
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