夜明け前

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「あひょひょひょひょひょひょっ。」 脇腹をくすぐられて、笑ってしまったべ。 しまった、口を離してしまったべ。 視界が反転した!? 気が付けば、不敵な笑みを浮かべる藤木の顔が私の真上にありますよね。 で、私が藤木の下に!? 「もうっ。やっぱりさ、こっちのがいいと思うんだよね。」 片手でそう長くもない髪の毛をかきあげようとしてるけど、髪の毛、そんなにないべっ。 フリだけか。 「いやいや、昨夜は私がコージーにたっぷりと接待していただいたので、私に任せていただければきっちりと昇天させて差し上げますから。」 「おバカさんだね。僕が絵里を触りたいしイジメたいのに。気が付いてないの?」 ・・・気が付いてないわけじゃないべ。 さすがに、先週といい今週といい、あれだけされれば気が付くけど・・・。 「私の下で可愛く吐息をあげるコージーを見て、私も興奮します。」 「さっきから何回も雄叫び上げてたし、十分でしょ?」 「いや、全然足りないよっ!!!」 このままだと、昨日の夜と同じでイジメられるべっ。 「そう?でも、さっきから絵里がイロイロしてきたから、もう我慢できなしさ。責任取ろうね。社会人として。」 ウホッ。 社会人、関係ないベ。 反論しようとしたときにはすでに、手遅れ。 濃厚なベロチューで気持ち良くなって、藤木の花柄おパンツを脱がしてないことさえも忘れて、藤木に溺れた・・・。
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