紅葉狩り

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すべてを食べ終えたら、追い出されるように 「ほらほら、急いで用意してきな。着替えとか。あっ、今日はワキ休みでしょ?」 「いや、人の多いところに行くのにワキ休みなんてしない。それにコージーといるのにワキ休みなんてしない。」 「えー、大丈夫だよ?エリーが寝てる間にエリーのワキに鼻をくっつけて匂いをたっぷり嗅いでみたけど、僕は平気だったよ。」 思わず、運んでいたお皿を落とすんじゃないかと思った。 な、な、な、なんと申した!? 寝てる私のワキに鼻をくっつけて臭いを嗅いだ!? 流しにお皿をつっこみ、自分の右手を上げて、そこに鼻を寄せた。 「ぐふっ。」 夏場の臭いに比べたらましだどけ、それでも星一つくらいな臭いだべっ。 「ふふふっ。エリーが気にしてるほど、僕は気にならないのに。むしろ、その匂いはエリーの匂いだから嗅ぐと興奮するっていうね?一種のフェロモンだと思うよ。」 いまだかつて、私のワッキーの臭いをここまで肯定的に受け入れてくれた人はいないべっ。 山根がイッシーに言ったサラブレッド発言と同じくらいにインパクトがあるべ。 フェロモン。 お皿を洗いだした藤木がこっちを向いた。 「早く着替えに行かないと、エリーの匂いを嗅いで興奮して襲っちゃうよ?」 さらっと、とんでもないことを言う藤木に恐れをなして急いでその場から離脱したべ。
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