遠出の後は

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服の上からブラの輪郭を発見して、そこに指を這わせて一人で興奮。 我慢できないぐらいにムラムラくる。 藤木のシャツのボタンを上から順番に性急に外していく。 いつも通りに、中には白シャツ。 そしてそこに透ける黒色。 朝、見たのは違うべっ。 ぐっ。 ムラムラした。 セクシービームを発射されたべっ。 まだ、部屋のエアコンはつけたばかり。 こんなに早く脱がしたら寒いだろうか。 興奮してるくせして頭の片隅だけがやけに冷静だ。 「寒くない?」 見上げて確認したら、切ない目をして見つめられた。 「熱いくらいだよ。」 熱っぽい掠れた声。 ドキドキした。 上着を脱がせて、シャツを脱がせて、下着の白シャツを脱がせて。 そのままベルトを外してズボンのチャックとボタンに手をかける。 そのままスルスルっとズボンも脱がして下着姿にしてみた。 普通の派手な柄の黄色のトランクス。 盛り上がってます。 いや、そういう雰囲気だからご神木が元気なのも当たり前だな。 「匂っていい?」 「わっ、それはダメだってば。使用済みだから臭うよ。それに・・・ダメ、うん、ダメ。」 ズボンを脱がせて、膝をついた姿勢のまま目の前にトランクスに隠されたご神木があったから聞いてみたのに。 それは却下らしい。 残念。 しかも、私の言葉に慌てた様子で私の前からひょいっと体を背けて逃げられたべ。 でも、今度は目の前にお尻が現れたから、そのお尻に手を伸ばしたべ。 サワサワと。 「わわわっ。」 ビクッと小さく飛び跳ねて逃げた藤木にまた手を伸ばす。 次はカンチョーだべ。 手をギュッと伸ばして手刀をそのまま菊のご紋様めがけて、つき出す。 ブシュっとね。 「うわっ。」 クリティカルヒットな感触と同時に藤木の叫び声。 そして、バタバタと台所の方へ逃げて行く。 逃げられると追いかけたくなる動物の本能に従って、追いかけるべ。 ドタドタと逃げて行く藤木を私も追う。 台所をすり抜けて玄関のところから階段を登る藤木。 追いかける私。 階段を登りつつ、手を伸ばして藤木の菊のご紋さまに第2波、第3波をお見舞いだべ。 その度に奇声を発してビクビクしながら階段を駆け上がって行く。 面白くて笑ったに決まってるべ。 逃げる彼氏を追う私。 チョー楽しいぃ!!!
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