遠出の後は

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「ぷっ、もう、おバカさんだね。下着を脱がしたくらいで恍惚の表情を浮かべるってないでしょ。」 あぁ、藤木におバカさんと言われたけど、それも好きだからいいべ。 それに、藤木には分かるはずがないべ。 本来ならブラプッチンは男にだけ与えられた楽しみのはずなのに、藤木のほんのちょっぴり特殊な性癖のおかげで、私も十二分に楽しんでるんだべ。 あぁ、辛抱堪らんっ。 プッチンしたブラを脱がす。 そしてポイッと投げ捨て、現れたバストトップに吸引。 至福のときだべ。 興奮してるっての。 たとえ、私の背中に藤木の手が回され、下着の縁をなぞっていようとも、ブラの肩ひもを引っ張っていようとも、その肩紐をずらしていようとも。 私の唇は藤木の可愛いバストトップから離れないべ。 そして、その小さな小さな可愛らしい未発達のおティクビ様を舌で舐ってイジメテやるんだべ。 プププ。 ぴくっとして吐息を吐いたべ。 吸引していない方のおティクビ様は私の手で可愛がってあげるに決まってるべ。 あぁ、幸せ。 藤木の匂いだべ。 男の匂いがするべ。 私の背中のホックがプッチンされたけど、そんなの関係ないべ。 私は私でしたいようにさせてもらうべっ。 藤木の手から逃れるように布団の中に潜って、藤木のトランクスに手をかけた。 そして半ば強引にそれをずり下げ、クンクンと匂いを嗅いでみた。 「グェッ。ぶほっ。」 むせたべ。 何か、特殊な臭いがしたべっ。 どこかで嗅いだことがあるようなないような臭い。 なんかツーンとした臭いだべっ。 「あぁ、もう、エリーってばそんなオイタをするからだよ。ほら、こっち来て布団の外の空気、吸って。」 潜っていたところに、藤木の声がかかり、布団を少しあげて早く中から出て来いと言われた。 素直にそれに従って布団の外に顔を出して新鮮な空気を肺に取り込んだべ。 うん、空気って美味しいべ。
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