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「ベス、そろそろ時間じゃないか?」
イッシーに言われて気が付いた。
ゲラゲラ笑って楽しく飲み食いしていて時間を忘れるなんていい時間を過ごしたべ。
「だね。ラストオーダーとかっていりますか?」
聞いても、みんな満足したらしくこのままお金を払って解散の流れになるようだった。
「じゃぁ、コース料理が一人3000円です。あとは追加で飲んだ分ですね。うほっ、計算できねーっす。」
ちょっと計算の苦手な私から伝票を奪った藤木が隣の山岸さんとごにょって山岸さんが
「女の子は料理の分だけでいいよ。俺達、こんなとこ初めてで楽しかったし多めに払わせて。」
うん、スマートだべ。
「ういっす。ご馳走様でしたー。」
口ぐちにお礼を言って、本当に殿方が多めに払ってくれた。
絶対に飲みまくった気がするんだけど、まぁいいか。
今日も背の高いイッシーの後ろを歩いてついて行く。
絶対に165以上あんべ。
店の外に出たら夜風がなんだか気持ちがいい。
「イッシー、叫んでいいか?」
「ダメだって。あっ、叫ぶと言えば新藤さんじゃないですか。学生の頃、サークル棟の屋上から叫びましたね!!!」
「はははっ、忘れていいよ。・・・そんなこともあったねぇ。」
飲み会の後のお店の後でごにょごにょと話をする時間も好きだ。
懐かしい学生時代のおバカな言動。
「100メータ―道路を全力疾走したこともあったべ?」
「えー、私、知らない。いつ?私が卒業した後?」
新藤さんに聞かれて、そう言えば新藤さんが卒業した後だったなと笑った。
「多分、そうですね。卒業が決まって、栄で飲んだ後、イッシーとやったんで。」
「ベス、くだらないことバラすなよ。」
そんな会話をしていたら、男性陣もやってきた。
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