ワキガール

ホウレンソウを怠るな

週明け月曜日。

朝一でイッシーにメールを送りつけておいた。

『ホウレンソウを怠ってたべ。金時計集合。』

『りょーかい』

昼休みにイッシーからの返信を確認した。

そして、いつものごとく、光の速さで仕事を片付け終業時間まぎわに山田さんと小鳥遊さんと目で会話をした後。

「「「お疲れ様でした。お先に失礼します！！！」」」

と声を合わせて席を立ったべ。
スッキリ爽快な気分だ。

「トミー、今夜、デートだろ。」

山田さんの言葉に笑ってしまったべ。

「女友達です、相手。」

「ほら、だから言ったじゃないですか。デートだったら土日にしてるんじゃないですかって。」

小鳥遊さんと山田さんは私をネタにして会話をしていたって言うんだべかっ。

「えー、昼休みに携帯眺めて笑ってたからてっきりデートかと思ったのになぁ。」

なるほど、昼休みにイッシーからのメールを確認して笑った私を目撃したと。

「じゃ、お疲れー。」

「お疲れ。」

「お疲れ様でしたー。」

大人の挨拶を交わして、山田さんと小鳥遊さんと別れて更衣室へと急いだべ。