まん類ホームラン

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お皿に取り分けたチョコまん。 いざ、実食!!! 「あっち、あっち。」 手に持って熱いってことは、まだ食べられないべ。 右手から左手、左手から右手へとポイポイして冷ました後に、口の中に入れた。 むむむっ!? こっ、こっ、これは。 もちもちの皮の中からとろけるホットチョコレート。 ウホホホホホホホホッ!!! 「ぅまいう~。」 思わず、頬も緩む美味しさだ。 そして、藤木も頬を緩めて 「ぅまいう~。」 をコールした。 美味しいモノを一緒に食べられるって本当に幸せだ。 願わくば、このとろけたチョコレートを藤木の可愛い体に塗りたくって舐めてみたいけど・・・。 そんな欲求を口に出すのは、憚られるべ。 もう少し、仲良くなって藤木にとって、私との付き合いが引き返すことのできない領域に入るまで大人しくしていよう。 いつになったら、その領域に入るのだろう。 その領域に入ったと思ったら、すぐにでもプロポーズをして藤木に一生、私と生きていく覚悟を決めていただこう。 目の前で幸せそうにチョコまんを頬張る藤木は、きっと私が今、藤木の将来に関わる重大な事柄を一人で勝手に決めてるなんて知らないんだべ。 なんか、楽しくなってきた。 叫びたいけど、グッと抑えておくべきだべ。 心の中でだけ・・・フォウフォウフォウ!!!
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