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「どうせ脱がすのにスウェットを着てくるなんて、奥ゆかしいんだからぁ~。」
芝居がかった声で腰をクネクネさせながら、僕の胸元めがけて人差し指を突き刺してグリグリしてきた。
しかも、どうして一発でその場所が分かるのか、もろピンポイントだし。
ぶるっとして、おかしな声をあげた僕に爆笑してくるエリー。
ひどい。
そのままエリーを掴まえてこしょぐりの刑に処してあげたら、ヒィヒィ笑って床をのた打ち回って逃げようとする。
そのエリーをもう一度掴まえて、布団に連れ込んだのは言うまでもない。
今夜もエリーの匂いをたくさん嗅いで
「変態」
「絶倫」
と褒め言葉をもらいつつ、たくさん笑って愛し合った。
寝てるのに、僕の方に手を伸ばして無意識に僕の胸の頂きをピンポイントで触るエリーの方が変態だと思うけどな。
そして、無意識のはずなのに、その手が下半身に伸びてくるのも十分変態だと思うのにな。
むにゃむにゃと笑いながら、僕の下半身に手を伸ばして満足そうな顔をする変態のエリーの手を捕まえて、手を握った。
にたーっと笑って幸せそうに微笑む彼女の顔を見ながら、僕も幸せな気持ちで満たされる。
クリスマスまであと少し。
エリー捕縛計画を練らなくちゃ。
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