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「ぶはっ、何やってんだろう。」
先に笑ったのは藤木で、それに釣られて私も笑った。
そして、DVDよりも面白いことを思いついた。
「ねぇ、ねぇ、第9の予習をしようよ。CDないの?」
「えー、そんなの持ってないよ。あっ、インターネットでないかなぁ。見てみようか。おいで。」
テーブルを挟んだまま向かい合ってた私の方へ手を伸ばすから、その手に自分の手を重ねた。
「上で調べてみようか。」
「うん。」
さっきまでのおバカな空気はどこかへ行ってしまったべ。
藤木に手を引かれて階段を登る。
お先にどうぞと言われたから、階段を登りだしたら後ろから不敵な笑い声が聞こえた気がする。
「いつものお礼。」
藤木らしからぬ楽しげな声とともに、サワサワっと撫でられたお尻!?
「ちょっ、変態!!!」
後ろを振り返って言ってやったら笑い出した。
私は藤木の手から逃げるために階段を駆けあがる。
「ふふっ、ブラしてる程度の変態だもん。」
反省してない藤木がいる。
階段を登り終えたところで、藤木を通せんぼだべ。
反省させてやる。
「ん?なに?」
余裕の顔をしてるべ。
「ハムラビ法典」
向かい合う藤木の股の間に手をズバッと差し入れて、そこからのカンチョー!!!
高度な技を披露して、寝室に逃げたべっ。
驚いて目を大きく開けて意味不明な言葉を発した藤木に満足と可笑しさの嵐。
やばいやばい、藤木と遊ぶの
チョー楽しいぃ!!!
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