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「じゃ、ご期待に添えて立ってあげるよ。」
ザバンと音がして、私の目の前で立つ藤木。
そしてご神木も目に入る。
堂々としていらっしゃることで。
そのまま、洗い場に出て行きこっちを向いて立ってる。
「ほら、狙い撃ちできるの?ふふふっ。」
堂々としいられると見られない。
そんな私に追い打ちをかけてくるべ。
「せっかくのポロリなのに、見なくていいの?」
「変態!!!」
「うん。否定してないじゃん、僕。あははっ。」
笑いながら、座って髪の毛を洗いだした。
そうやってくれてると、ご神木も見え隠れな感じでチラリだからちゃんと覗こうと思うんだけどな。
「ぶはっ、エリーが覗いてるの、こっちから見えてるよ。エリーも変態じゃん。」
強いくせ毛にシャンプーの泡々。
顔を伏せてると思ったら、チラリとこっちの様子を窺っていたらしいべ。
私が藤木の体を見ていたことがバレテしまっていたとは。
超恥ずかしいぃ!!!
「ポロリはそこまでそそられないけど、チラリにはそそられるんだからいいじゃんっ。」
「ぶはっ、見たいなら見せてあげるって言おうと思ったのに、見せるとだめってさ、あははははっ。」
藤木の笑い声がお風呂場の中を反響する。
一緒にお風呂、楽しいべ。
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