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口元をむにゃむにゃとさせながら、規則的な寝息をたてはじめた絵里。
暖房器具を買った方がいいかなって思っていたはずなのに、行為の最中は夢中で寒さなんて感じなくて、むしろ暑いぐらいの熱を放っていた。
僕も絵里も、貪欲だ。
相手にも自分にも貪欲。
僕の下着を、目をキラキラさせながら見つめてくる絵里の姿。
僕の胸元に指をそっと這わせて
「ウホホホホッ。」
と、興奮を隠しもしない姿に僕の体が硬くなった。
いやらしく動き回って僕を煽ってくる絵里の手。
だけど、彼女からはいやらしさよりも好奇心と混ぜ合わさった愛情を感じていやらしい感じがあまりしない。
この上もなく、いやらしいことをしてるはずなのに、清々しい空気をまとって僕を押し倒してくるんだ。
「ねぇ、ねぇ、どこが一番感じるの?」
僕の下着の周りに指を這わせて聞いてくる。
「内緒だよ。」
恥ずかしいなと思って言ってみたら。
「教えてくれてもいいのに。ケチ。いーよ、自分で探すから。」
指だけじゃなく、唇で舌で頬で、額に垂れた絵里の髪の毛で優しく僕の肌を刺激してくる絵里。
目を瞑っていたら、物凄くいやらしい動きなのに、目を開けて絵里の様子を窺えば楽しそうにニヤニヤしながらその行為を粛々と進めてる。
物凄いギャップ。
「下着も好きだけど、見え隠れしてるのがいいよねぇ。」
そう言いながら、僕の下着をずらしたり元に戻したり。
男の僕からしたら、一度ずらした下着を元に戻してまで、ビジュアルに拘ったりしないし、その先の行為に進んでしまいたくなるのに。
絵里は自分の興味や欲にほんとうに貪欲だ。
「ウホホホホホホッ。この角度から見るの、凄いエッロィよ!」
僕のブラをずらして、四方八方から眺めた後のベストポジション宣言。
「可愛い。いいね、このブラ、いい。やらしー。やらしー。スケスケやらしー。」
楽しそうな絵里の顔を眺めて、そのまま抱き寄せた。
「わっ、コージー、やめてよ。まだ楽しんでるんだから!」
「ん?でも、僕は限界。僕だって絵里のこと触りたいしね?」
「変態!」
「絵里と同じ程度の変態だから大丈夫。」
「ヌーーーーー!!!」
女の子がヌーーーーーって声をあげるをの初めて聞いたと思いながら、絵里と僕の位置を変えて、たっぷりと楽しませてもらった。
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