ラストスパート準備 走るよ 師走

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そして、ついつい手が伸びる。 本日の背中チェックの時間だべ。 冷蔵庫の中にあらかたの物をしまい終わったタイミングで藤木の背中に手を伸ばした。 ありました。 本日もホックを発見であります! 「うわっ、やめてよ。」 ビクっとして、冷蔵庫を背にして私の方を向いた藤木にタックルする勢いで抱きついてみるべっ。 「わわわっ、どうしたの、何?」 動揺したような声をあげつつ、私を抱き締めてくれる藤木。 「何って、むらむらしたから抱きついただけじゃん。」 藤木の腕の中で藤木を見上げると、ふわっと笑った。 「いいね、それ。僕もむらむらしちゃうよ?」 爽やかエロモードだべ。 「どっちがむらむらしてるかな。」 藤木のジャージの裾から手を入れる。 すると、藤木も私のジャージの裾から手を入れる。 藤木の手はそのまま上方へ。 私の手はそのまま下方へ。 「こらっ。なんでそっちに行くの!」 ご神木めがけてサワサワと動いた私の手を私の体をまさぐろうとしていた藤木の手が降りてきて止めてきたべっ。 「なんでって、シンボルだから?」 至近距離の藤木の顔が笑った。 「もう、ダメ、おしまい。こんなことしてたら宴会の用意ができなくなるからね。」 ちゅっと一つ、私にキスを落として、私のイタズラな手を押さえていた藤木の手が離され、冷蔵庫を開けて唐揚げにするメヒカリとアカシャエビとニギスを取りだした。
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