3464人が本棚に入れています
本棚に追加
自分の着替えを居間のバッグの中から取りだして、藤木の下着も用意して藤木がスウェットがないと気が付く前に風呂場に連れ込まなくては!!!
あっ、もしや、ジャージをまた着るつもりだったりして・・・。
そうだとしたら、ちょっとがっかりだけど、でも、下着は小悪魔下着だべっ。
脱衣所に、着替えを用意して藤木を呼びに台所へカムバック。
「よし、できた。後はお刺身を用意してサラダだけだな。」
独り言とも、私に言ったともとれそうな声量。
こっちを向いて微笑んだ顔を見て、なんだかドキドキしてきたべ。
この前だって、一緒にお風呂に入ってるのに。
「一緒に裸になってお風呂に入る?それとも、僕、エリーがお風呂の中に入るまで待ってようか?」
グッ、この気遣い。
グラグラっときたべ。
「じゃ、3分経ったら脱衣所に来てください、シュワッチ!!!」
恥ずかしい気持ちを隠すようにシュワッチしてみたけど、きっと隠れてない恥ずかしい気持ち。
「了解、シュワッチ!!!」
私と同じように、シュワッチした藤木を見て、3分以内に脱いで風呂場に行かねばとダッシュ。
背中に藤木が笑った声が届いたけれども、今はそれどころじゃないべ。
ジャージと下着を脱いで、ジャージの下に汚れた下着を隠してお風呂場へ。
ザザザっと体を流して湯船にドボン。
湯気、凄いべ。
そして、電気を点けずに入ったから薄暗いべ。
夕方だし、まだ外の光がなんとなく入ってくるから暗くないと思ったんだけど。
いや、これでいい気がしてきた。
見られたら、恥ずかしいべ。
最初のコメントを投稿しよう!