藤木浩二の独り言 パート9

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居間の扉を開けっ放しにしたまま、階段を登って布団を持って、階段をおりる。 足元が見えないから、ちょっとこの急な階段は危険だなと思いつつ、無事に布団を持ってこられたことにホッとして、コタツの横に布団を敷いた。 布団とコタツ布団が重なってる部分がある。 だよね、そんなに大きな家じゃないし。 「絵里、起きないと、ちょっと乱暴なことしちゃうよー。」 揺すっても起きない。 しかたがない。 絵里の頭の方からワキの下に手をいれて、そっと頭部を僕の膝上に持ち上げて、そのまま引きずりだして・・・。 ひきずって布団の上に。 向きがおかしいな。 絵里の体の下に手を入れて、ゴロンと転がして、布団に対して斜めだけど、まぁいいか。 掛布団をかけてと。 コタツも反対側に寄せておこう。 起きなかった絵里が悪い。 「これぐらいの報酬をもらってもいいよね。」 さっき、絵里のワキに入れた手の匂いを嗅いでみる。 ムラムラっときちゃったし。 起きない絵里が悪いよね。 絵里の眠る布団に近付く。 それから、そうっと掛布団を剥がして、絵里のワキ元に顔を寄せる。 コタツの中で少々むさっていただけある。 この芳しい香り。 堪らない。 ムラムラきちゃった。 絵里、寝てるしさ。 音を小さくして、大人の嗜みをしてもいいかな?
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