赤い実 はじけた

21/30
前へ
/539ページ
次へ
「アンジーもワッキーだから大丈夫だよ。」 顔を上げたら大きな頭の藤木が笑っていた。 ヤバイ、キュンときた。 その笑顔にキュンしたぞ。 「アンジーもワッキーなのか!?」 「そうそう、洗ってもらうときにさ、微香な感じで漂ってくるよ。」 マジか!? それって接客業でオッケーなのか!? 「これがさぁ、絶妙な感じで、アレ?なんかいい匂い?ってぐらいにしか匂わないんだよね、どうやってるんだろう。アンジーに聞いてみたら何か教えてくれるかもしれないよ。」 思わず、藤木の話を聞いてイッシーと顔を見合った。 それからニヤッと笑った。 イッシーと私が声を合わせて叫んだのは言うまでもない。 「「ワッキーゲットだぜっ!!!」」 私とイッシーの息もぴったりな決め台詞に笑った藤木。 いいぞ、いいぞ、飲み会はやっぱこうでねーとなっ!!!
/539ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3464人が本棚に入れています
本棚に追加