ビューティーサロン A&J

8/19
前へ
/539ページ
次へ
自宅兼美容室な雰囲気だ。 いや、実際に自宅兼美容室に違いない。 3階建ての建物の1階部分がお店。 想像よりもオサレな感じが漂っている。 藤木が自宅の隣と言っていたけれども、チラリと見た感じでは、藤木のお住まいの裏手にあたるような・・・。 藤木のお住まいの長屋、実は庭付きなのか。 外から丸見えだけど、いいかもしれない。 2階建てだし、長屋だけど、言おうと思ったらオサレに 『テラハウス』 って言えなくもない。 こらこら、ベス、自分がほんのりと恋心を抱いてるからって、この見ようによってはお化け屋敷みたいな古さの長屋を『テラハウス』は盲目過ぎるべ。 現実を見ろよ。 そうだ、今は藤木のお住まいよりもビューティーサロン A&J だ。 ガラスの扉を藤木が押して店内に。 ドキドキすんべ。 久しぶりの美容室だ。 寛ぎ空間な感じだ。 なんだ、ここ。 凄いべ。 オーソドックスな鏡と美容室な感じの髪を切るときに座る椅子は二つ。 その背面にもカウンターと椅子が置かれてるべ。 いやいや、そんなことよりも、待合スペースのこのふかふかのソファーとローテーブル。 デラックスだ。 「いらっしゃーい。お待ちしてました。」 昔は可愛かったかもしれないけど、今はデラックスで年中ダイエッターのアンジーは想像よりもデカかった。 背は標準よりも高めだけれどもイッシーよりも低い。 そして、体型は年中ダイエッターなのも納得なデラックスさだけど、そこまで太ってるわけではない。 それに、真っ先に目がいったのは巨乳具合だ。 デカい。 小ぶりのメロンが二つ入ってそうなデカさ。 羨ましいべ。 女性ホルモンの香りが漂ってくる。
/539ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3464人が本棚に入れています
本棚に追加