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それから数時間後
煌太は1人でカードショップを後にしていた
夕暮れ時の仄かに肌寒い辺り
いそいそと家路を急ぐ背広を着込んだ大人たちが街を歩く
そんな中、煌太はある少女の存在が目にとまる
「久しぶりだね、煌太君!」
「もしかして、、、緑か!?」
緑と呼ばれた少女
彼女も煌太と同じ、3年前の戦いで世界を救った英雄の1人である
「あれからもバトスピは続けてたんだね」
「まあな、、、」
煌太は少し俯く
それは以前とは比べ物にならないくらいに切なげに
「ところで緑は俺に何か用か?」
「分かってるくせに」
緑は煌太の問いに対して頬を膨らませ、少し子供っぽく返す
「あなたにもう一度バトルフィールドに立って欲しいの、世界の為に」
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