プロローグ~その少年、竜の戦士~

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~無限宇宙~ 無限に広がる宇宙空間に一機の機体が進んでいた。 ~???視点~ ??? 「……此処まで単機で進んでみたけど……今の所問題ないな」 ??? 「油断大敵よ竜牙?この場所から異常な数値の次元変動が感知したんだから何が出るか分からないわよ?」 竜牙 「分かってるよ。でも、何か出たらアンジュ姉がいち早く知らせてくれるだろ?」 そう言って、俺こと《流竜牙》は後ろのサブシートに座って周囲を探索しているパートナーで義理の姉貴の《アンジュ・R・流》を見る。俺達は突然発生した次元変動を察知し、所属艦であるゲッターエンペラー艦に配備されている量産機の機体(イノセントゼロⅠ火人)に乗り込んで先行していた。このイノセントゼロⅠ火人はコックピットを複座型に改装した俺とアンジュ姉の専用機であり、俺が操縦と攻撃、アンジュ姉が索的と出力調整を担当していた。 アンジュ 「まぁね。あなたを死なせたくないから……」 竜牙 「そんな顔すんなって。俺がアンジュ姉から離れる事なんて例えインベーダーやギャオスが大群で押し寄せても有り得ないっての!」 円香 「フフッ……竜牙らしい♪(だから、あなたの事が大好きなんだけどね///)」 そう言ってアンジュ姉は少し顔を赤くして笑う。よく考えて見るとアンジュ姉は本当に笑うようになったと思う。アンジュ姉は次元震動の影響で転移してきたんのを親父と母さんが保護だが、最初の頃ちょっと滅茶苦茶性格が……その……ヤバイ位に歪んでいたんだが、母さんの《出席簿再教育》によりかなりまともな性格へと治った。アンジュ姉に当時の事を聞いたら滅茶苦茶ガタガタ震えて怯えたのを覚えていており、俺が何となく優しく慰めて上げたら他の姉貴達と同じように俺にべったりになったのだ。武蔵のじいちゃん曰く、超ド級弟馬鹿らしい……良く分からんけどな。
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