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竜牙
「ふぅ~……これで終わりか?」
ピー!ピー!ピー!
アンジュ
「ん?何か近付いて来る?」
竜牙
「あれは……」
また反応があり俺はその方向を見るとちょうどコックピット内にいる俺達より小さなの緑色の生き物がちょこんといた。俺は直ぐにコックピットのハッチを開いてそいつを招き入れてハッチを閉じ、そしてヘルメットを取って手の甲に乗せる。
竜牙
「久しぶりだな“チビバジュラ”!」
チビバジュラ(幼体)
「キュ~♪」
そう言ってその生き物の幼体の頭を指で撫でてやると嬉しそうに鳴く。このバジュラは俺が五歳の頃にある宇宙空間でゲッターエンペラー艦の前に現れた人類に友好的な生命体で特にこのチビバジュラとは友達のように仲が良いのだ。
アンジュ
「もしかして、その生き物が前に言っていた宇宙の友達?」
竜牙
「そうそう!にしても、どうしたんだ?今は仲間達と旅してんじゃないのか?」
チビバジュラ(幼体)
「キュ!キュキュキュ!」
竜牙
「ん?あっちの方を見て?」
そう言ってその言われた方を見るとそこにはひび割れた空間の裂け目が現れていた。
アンジュ
「な、何あれ……次元変動率………200%オーバー!?」
竜牙
「ちょ!?コレはやべぇぞ!?あんなのは初めてだ!!」
俺は直ぐにブースターを全開にしてその場から離脱しようとするが、突然機体のシステムがダウンする。
キュイィィン…………
竜牙
「な、何だ!?」
アンジュ
「イノセントゼロⅠのシステムがモニターを除いてすべてダウンしたわ!」
チビバジュラ(幼体)
「キュキュ~!!」
そして、そのまま止まったイノセントゼロⅠ火人ごと俺達は次元の裂け目に吸い込まれる。
ズズズ……バシュゥゥゥゥン!!
アンジュ
「き、キャアァァァ!?」
竜牙
「うわぁぁぁぁぁ!?」
そして……俺達はそこで意識を失った………
次回に続く!!
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